イギリスのスーパーについて(その1)
イギリスのスーパーについて(その1)
今日はイギリスにはどんなスーパーマーケットブランドがあるのか見てみましょう。
種類がかなり多いので、2回に分けてご紹介します。
イギリスで留学や旅行をしたことがある人なら誰でも一度は目にしたことがあるはず、まずは Tesco です。 1919年から始まり、今ではイギリス全土に4,600以上の支店があります。 Tesco は大きく2つに分かれます。大型スーパーのような Extra または Superstore、そしてコンビニエンスストアのような Express。 通常、ロンドン中心部には Express が多く、Extra や Superstore は都市郊外や地方都市に多いです。 そして、スーパーマーケットのシェア1位らしく、スーパーマーケットだけでなく、ガソリンスタンド、携帯電話会社、銀行など様々な分野に進出しています。
イギリスのほとんどのスーパーマーケットにはメンバーシップカードのようなものがあります。(私は Tesco のメンバーシップを有料だと思い込んで損してました。)
Tescoに行くと値札にこのような表示がありますが、Tesco Club Cardを作ると、その値札にある割引価格で商品を購入することができます。
しかも、ポイントを貯めると100ポイントごとに£1割引まで可能!
伊達にイギリススーパー1位になったわけではなさそうです。
二つ目は Sainsbury's です。
Tesco とほぼ同じと言っても過言ではありません。
Sainsbury's は 1869年から始まり、イギリス全域に 1,400以上の支店があります。
Sainsbury's も大きく二つに分かれます。大型マート感覚の Sainsbury's とコンビニ感覚の Sainsbury's Local。
さらに Tesco のようにガソリンスタンドもあります。
Sainsbury's も Nectar という専用メンバーシップカードがありますが、最近になってからメンバーシップで割引価格で買い物ができるようになりました。
次は Marks & Spenser(M&S) です。
M&S は 1884年に始まり、全国に 1,400以上の支店があります。
M&S は衣類と家庭用品をたくさん販売しており、Food Hall(Simply Food) で食品を販売しています。
Tesco や Sainsbury's が大衆向けなら、M&S は少し高級層向けです。
品質が高い分、価格も高いです。
M&S で売っている服も品質がいい方です。 ちょっとユニクロのような感じですかね。
(ユニクロはイギリスでは日本の 2倍以上のお値段です。)
それなりにハイエンドなスーパーだからか、会員割引はありません。
Morrisons は 1899年から始まった大型スーパーで、500以上の支店があります。
イギリスのスーパーマーケットは 100年の歴史が基本的に必要なようです。
クオリティーで言えば M&S よりは低いですが、Tesco と
Sainsbury's よりは良く、ちょうどその間にあるスーパーです。
More Cardメンバーシップに加入すると追加割引の特典があります。
大型スーパーだからか、ロンドン郊外や地方都市に主に位置しています。
次は Waitrose で、こちらも 1904年に始まった 100年以上の長い歴史を持つ大型スーパーで、330以上の店舗があります。
種類は 2つに分かれます。大型スーパーマーケット感覚の Waitrose と、コンビニ感覚の Little Waitrose。
全体的な感じは Morrisons とほぼ同じです。
設立年も 5年しか違わず、価格や商品の質もほぼ同じです。
残念ながら Waitrose はメンバーシップ割引はありません。
最後に紹介するのは Co-operative Food (Co-op)で、こちらは 1850年に設立された老舗です。
2,500以上の支店があり、ほとんどは Co-op という名前のコンビニエンスストアです。
元々は上の写真のように緑色の看板でしたが、最近リブランディングでブランドロゴを変更しました。
しかし、まだ地方に行くと昔の緑の看板を使っているところが多いです。
まとめ
・M&S > Morrisons & Waitrose > Tesco &
Sainsbury’s > Co-op
・イギリスのスーパーにとって 100年の歴史は基本です
・スーパーマーケット専用メンバーシップカードを作って割引を受けよう
このように、イギリスにはたくさんのブランドのスーパーマーケットがあります。
一度に扱うには多すぎるので、第2回で詳しくご紹介します。