イギリス留学費用まとめ - 交通費

イギリス留学費用まとめ - 交通費

こんにちは、uhomes.com コンサルタントの Masa です。
今日はロンドンの交通費について説明します。
おそらく一度くらいはロンドンの交通費の高さについて聞いたことがあるはずです。 
特に日本と比較した場合、値段と清潔さの部分でカルチャーショックを受けると思います。
ロンドンは公共交通費が高いことで 1、2位を争う国です。

ロンドンの公共交通機関はTFL(Transport for London)と呼ばれる政府機関が運営しているにもかかわらず、価格が高い上に交通手段間の乗り換えもできません。
それでは、交通手段別に一つ一つ見ていきましょう。

・バス(Bus)


バスは最も安い交通手段です。
1回の乗車時の費用は£1.75(約320円)で、加えてオイスターカードかコンタクトレスのカードを乗車時にタップしてから1時間は乗り換え無制限です。
※1時間以内の乗り換えであっても毎回乗車時にカードをタップする必要があります。 
そのため、目的地まで一度に行くバスがなくても、事実上£1.75でロンドン市内のどこへでもバスで移動することができます。
(ただし、前述したように地下鉄、電車など他の交通手段との乗り換えはできません)。

1日 £5.25以上は決済されない料金キャップがあり、まさに「庶民の足」と言えます。 
ただ、バスはロンドンで行われる各種イベント(デモ、マラソン大会、道路工事など)の影響で運行されなかったり、頻繁に路線が変更されるデメリットがあります。 
また、ロンドンは基本的に交通渋滞が激しいので、移動時間を計算しやすいのは地下鉄だと思います。

・地下鉄(Tube)
地下鉄はイギリス英語で Tube といいます。多くの日本人はアメリカ英語を習っていると思うので、Subway がなじみ深いですよね。私も最初は面食らいました。
地下鉄の料金体系は少し複雑で、移動する距離によって、そして利用する時間帯によって料金が変わります。
まず、距離は TFL が定めた料金区間(Fare Zone)に従います。
最も中心部が Zone 1で、そこから離れるほど Zone 2、Zone 3...Zone 9 となります。
交通費は Zone 1内で移動するときが最も安く、外部に出るほど上昇します。


そして、Peak time と Off-peak time という時間帯によって料金が分かれます。 
人々が混雑する通勤時間帯が Peak time で、この時は価格が一気に上昇します。
※Railcard(レイルカード)に関するブログで紹介したオイスターカードとの紐づけによる
 割引も Peak time には適用されません。

Peak

6:30-9:30 / 16:00-19:00

(ただし、16:00-19:00 間は到着時が Zone 1 の場合、Off-peak 適用)

Off-peak

その他の時間帯 


最も多くの人が行き来するZone1~2基準 - Off-peak time: £2.7 / Peak time: £3.4 です。日本円に換算すると、普段の地下鉄料金は約500円、そして通勤時間帯は約630円です。
もちろん、移動距離が増えるほど金額も急上昇します。
※価格は変動する可能性があるので、最新の価格は TFL の公式サイトよりご確認ください。


Off Peak Time

Peak Time

Zone 1~2

£2.7

£3.4

Zone 1~3

£3.0

£3.7

Zone 2~3

£1.9

£2.1


経済的な理由で Zone 3~4 エリアに住みながら Zone 1に通勤する人も非常に多いです。 通常、この場合は Travel card(トラベルカード)という定期券を購入することが多いです。 文字通り、決められた期間、決められたエリア内では無制限に交通手段を利用できる定期券です。毎日通勤をし、それに週末に外出をすると仮定すると、その方が少し安くなります。
要約すると、Zone2 内でサラリーマンが地下鉄で通勤する場合、1日 £3.4*2 = £6.8 (約1,250円)、もし週5日毎日出勤するとすると、毎週約6200円の出費になります。
1ヶ月に通勤の地下鉄代だけで 約25,000円が支出されることになります。
ロンドナーが在宅勤務を好む大きな理由の 1つが交通費と言っても過言ではありません。

・タクシー(Taxi)

日本では手頃な初乗り料金で短い距離でも使いやすかったタクシーですが、ロンドンのタクシー料金は、そう気楽に乗れるほど安くはありません。


ドラマ「シャーロックホームズ」でよく見られる有名なブラックキャブ(Black Cab)の場合、基本料金£3.8(約700円)に1マイル当たり£3(約550円)程度の料金が設定されます。日本でも深夜を過ぎると割増料金が適用されるように、ロンドンタクシーも夜間や週末には追加料金が発生します。

※価格は変動する可能性があるので、最新の価格は TFL の公式サイトよりご確認ください。
東京と比較してみましょう。もし東京駅から東京スカイツリーまで約7kmの距離をタクシーで移動する場合、約3000円くらいかかります。 しかし、ロンドンで同じ距離をブラックキャップで移動する場合、約20ポンド(約3.700円)かかります。


このような状況なので、ロンドナーはこれより少し安いウーバーやボルトのような移動プラットフォームをもっとよく利用します。
私も荷物が多い場合は時々ウーバーを利用することもありますが、ウーバーの金額の場合、まるで需要と供給によって随時変わるので価格を特定することはできません。
試しに似たような距離でウーバーを呼んでみると平均£15(約2,750円)くらいかかりました。 体感上、ウーバーがタクシーより £3~5 程度安いようです。ボルトもそこで £1~2 程度安くなりました。

(余談)ロンドン以外の地域に留学やワーホリに来る方も多いと思います。 
通常は地方に行けば行くほど費用的に全てが有利になりますが、交通費は少し違う場合があります。
公共交通機関ではないので記載していませんが、移動手段として自転車を用いるロンドナーも多いです。

まとめ

・忙しくなければ、バスを利用するのが最も経済的

・時間帯・エリアによって料金が異なる 

・交通費だけで最低月約25,00円かかる

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